※ 写真は「【送料無料】離乳食が1分で完成!ケーキの材料に・介護食もとなんにでも使える無添加・無着色の野菜フレーク(北海道物産展の『北の森ガーデン』)

よく「離乳食の作り方が分からない」「作るのが面倒」という声を聞きますが、それはきっと『離乳食=特別=手をかけてこそ本物の愛』という思い込みが強いからではないか、と思います。

私もそうでした。

子供が生まれた頃から、「離乳食、離乳食」とドキドキして、雑誌を読んだり、ネットで情報を拾ったり。

「離乳食=子供の命にかかわる医療食」みたいに思い込んで(確かに健康には関わりますけども・・)、離乳食開始の時期には完全に戦闘態勢に入っていました。

でも、周りのポーランド・ママに聞いても、ドクターに聞いても、

「離乳食? ニンジンとリンゴが食べられたら、それでいいのよ。オッパイはちゃんとあげてるんでしょ」

雑誌片手に戦闘態勢に入っている人なんて誰もなくて、「ホントにそれだけでいいんですかっ??」というくらい、気楽なものだったのです。

こちらの人がそう考える背景には、「日本ほど食材が手に入らない」という経済的事情があります。

日本では当たり前のように売っている、南京カボチャ、サツマイモ、大根、カブ、豆腐、ほうれん草、小松菜……etc いろんな種類の野菜・果物・魚類が普通に手に入らないため、ごく限られた食材でやり繰りする他ないんですね。

言い換えれば、単純なメニューの繰り返しであっても、それが赤ちゃんの健康に深刻な影響を及ぼすわけではないし、逆に、あれこれ与えることで、万一、アレルギーが出た場合、それを特定するのが難しくなる場合があります。

こちらの人が、「あれも、これも」と離乳食を積極的に推し進めようとしないのは、「食べる」ことよりも「慣れる」ことに重点を置いているからだと思います。

そんな訳で、我が家の離乳食も非常にシンプルでしたし、何時間もかけて子供の分だけ特別に作ることはほとんどありませんでした。

「夕食を作るついでに片手でこなす」そのノリでここまで来たという感じです。

今では、小食傾向はあるものの、自分から進んで野菜もお肉も食べますし、食事に関しては基本ラインはクリアしたように思います。

その理由を聞かれたら、やはり「シンプルながらも手作り」という部分が大きいと思います。

もちろん、ベビーフードやベビーシリアルも大いに利用しましたが、「赤ちゃんの頃から、自然な野菜や果物の味に親しんできたこと」は、後々、子供の味覚を育てる上でも、大きな力になるのではないでしょうか。

ところで、「離乳食に関する誤解」と言えば、『手作り=手間暇かける=母親の愛情』という公式がありますね。

私は、『手作り』の本当の目的は、『自然な野菜や果物の味に親しむ』ことではないかと思います。

近頃のベビーフードも品質が向上して、食べやすくなっているのかもしれませんが、味付けはやはり人工的ですし、心から「おいしい!」と言えるものではないですよね。

いくら安全で、栄養面に優れていても、大人が味見して美味しくないものは、赤ちゃんだって美味しくないでしょう。

そりゃまあ、お腹が空いていれば、わけもわからずにゴックンするでしょうけど、美味しくないものを口に入れ続けると、それに慣れてしまって、後でいざ美味しいものが出てきた時に、その美味しさが分からなくなるのではないか、と思ったりもします。

味のわからない赤ちゃんだからこそ、自然の素材を生かした美味しいものを食べさせて、後々、野菜や果物を口にした時、「美味しい!」と感じる味覚を作ってあげた方が、結局は親もラクなんじゃないでしょうか。

多分、離乳食作りが苦痛に思うのは、『手作り=手間暇かける』という公式に目を奪われているからで、手作りの本当の意味は「自然なものを食べさせる」ことだと考えれば、何時間もかけてあれやこれやと作ることが目的ではないと分かるでしょう。

離乳食はいわば、大人の食生活への招待状ですから。

赤ちゃんが、生まれて初めてリンゴやニンジンを舌にのせた時、「おお、こんな美味いものがあったのか」と気づけば、それで大成功なのではないでしょうか。

あまりにも栄養や衛生面、手の込んだ部分にこだわると、「美味しい体験」という本当の目的を見失ってしまいますヨ。

もう数ヶ月もすれば、子供の味覚も発達し、食べ物の好き嫌いがいよいよハッキリして、その日の気分で「いる」と言ったり「いらない」と言ったりする魔の時期が足早にやって来ます。

その時、頼りになるのは、やはり日頃親しんでいる「味覚」であり、「美味しい体験」だと思います。

そういう意味でも、離乳食はどんどん手作りして、自然な食べ物の味を教えてあげて下さい。

それも片手でね。両手なんか使っちゃダメですよ(笑)

また今後、健康面で問題のあるレンジ調理に頼らない為にも、「トロトロもの」で済む離乳食の時期に「作ること」に慣れておくと、後々でラクですよ。

ここでは、「離乳食の作り方が分からない」「作るのがメンドウ」という方を対象に、片手で作る「デイリーな離乳食ワザ」を紹介しています。(上級者には参考にならないと思います)

育児雑誌に載っているような、優等生レシピとは異なるものですので、あらかじめご了承下さいネ。

離乳食作りにホントウに必要なもの

「離乳食の調理器具」もいろんなものが出回っていますが、ホントウに必要なものは「片手鍋」と「フードプロセッサー」ぐらいです。あとは「すりおろし器」ぐらいでしょうか。

離乳食の極意は、「大人用の煮物や味噌汁を作る時、赤ちゃんの分だけ具材を取り分けて、片手鍋で煮込む」。

大人用の肉じゃがに使うジャガイモ3カケを、小さな片手鍋でコトコト煮込めば、それで事足りるのですよ。

以下、私のおすすめの「片手鍋」を紹介します。(フードプロセッサーに関しては下記参照)

マスタークックけんこう片手鍋【ガス直火用】 価格3,800円

子供の健康と食生活を大切に思うなら、セラミックタイプの片手鍋がおすすめ。料理がマイルドに仕上がります。
金気臭が少なく臭いが気になりません。

クロワッサン アクアプティ 片手鍋16cm

見た目もお洒落な高機能片手鍋。
フタを立てておけるので、少量のチョコット調理に大変便利。
お値段も手頃な2048円で、電磁調理器にも対応しています。

§ 片手で作る基本の離乳食

「こんな簡単でいいの??」って怒られそうですけど、基本はこんなものでいいのですヨ。

これなら毎日、片手で作れちゃうでしょ。

あとは、子供の体調に合わせてグレードアップするだけ。

基本さえ覚えれば、あとは応用でラクラクこなせます。

★ リンゴのコンポート ★

「りんご」と言えば、「すりおろし果汁」と思っておられる方も多いようですが、リンゴはお腹にガスを発生させるので、赤ちゃんのデリケートな胃腸には加熱したジャム・タイプの方がいいそうです(ポーランドのドクター談)

作り方は、ブツ切りにしたリンゴを少量の水でコトコト煮込むだけ。

リンゴ一個に対し、水50ccぐらいです。

リンゴの自然な甘みが出るので、味付けはいっさい必要ありません。(まさにリンゴ・ジャムの味)

そのまま食べても美味しいし、お粥、シリアル、バナナ、ニンジン、ヨーグルトなどと混ぜ合わせても美味しいです。

コンポートは、桃、あんず、洋なしといったジャム系の果物でも作れます。

ただしイチゴはアレルギーが出やすいので、1歳以降まで様子を見た方が無難です。(ポーランド・ドクター談)

果物をそのまま食べると身体が冷える体質もあるので、秋冬は、大人でも、あったかコンポートがおすすめですよ♪

★ マッシュ野菜 ★

離乳食の悩みどころは、「調味料はどれくらい使えばいいの?」という点ですよね。

離乳食の味付けには、出し昆布が大活躍。

ハサミで適当な大きさにきって、お鍋にポンと入れるだけ。
自然な出汁味が簡単に作れます。(かつお節をプラスしてもgood)

出し昆布と一緒に、ジャガイモ・ニンジン・かぼちゃ・カブなど根菜を柔らかく煮込み、フォークの背中でつぶせば、あっという間にマッシュ野菜の出来上がり。

しっとり感が欲しい場合は、少量のバターや豆乳を加えるとOK。

「搾乳したものを混ぜる」という手もあります。

いい素材を使えば、そのままでも十分に美味しいですが、もう少し月齢が上になれば、天然塩や天然醤油で味付けしてもいいと思います。

カット出し昆布 75g

使いやすいカットタイプの出し昆布。一枚ポンとお鍋にいれるだけで、離乳食に十分な味とコクが出ます。
繊維分やミネラル分にも富み、ぜひ活用したい食材です。

ミネラル豊富な天然塩、ヨロン島の塩「じねん」

料理番組でも紹介された良質な天然塩。離乳食はもちろん大人の健康にもgood。
ほんの少し天然塩を入れるだけで、食べにくいものもすっと通ることがあります。

★ 鶏肉と野菜の豆乳クリーム煮 ★

もう少し月齢が上がれば、子供の大好きなクリーム味に挑戦しましょう。

厚手の片手鍋にバターを少量とかし、玉ネギのみじん切りを炒めます。
十分に火が通ったら、次に小さく刻んだ鶏肉を炒め、
次に一口大に切ったジャガイモ、ニンジンを加えます。

ここで大さじ1杯ほどの小麦粉をふりかけ、肉と野菜になじませます。

ついで、具材がかぶるほどの水を加えて、野菜が柔らかくなるまでコトコト煮ます。

アクはしっかり取ってあげましょうね。

具材が柔らかく煮えたら、少量の豆乳(もしくはベビー用粉末ミルク)を加えて、
弱火でさらに数分煮込み、シチューのとろみがついたら出来上がりです。

オプションで、とろけるチーズを足してもOK。

スイートコーン、グリーンピース、茹でたブロッコリー、カリフラワーなどを追加しても美味しいです。

赤ちゃんに食べさせる前に、フォークの背中でしっかり潰すとOK。

豆乳は、調理に使う前に、一度、少量をあたえ、アレルギーがないか確認して下さいね。

上手く飲み込めない場合、もしくは肉だけを嫌がる場合は、フードプロセッサーで完全なポタージュ状にすると食べやすくなります。

他にも、かぼちゃスープやほうれん草のクリーム煮にも応用できますので、ぜひ基本をマスターして下さい♪

子供の苦手なニンジン、ほうれん草、ブロッコリー類も、チーズクリーム味でアプローチすると、わりとすんなり馴染んでくれますので、ぜひ離乳食の時期から取り入れて下さいね。

「まるごとのむ大豆10本」200ml×10本入

離乳食に使うなら豆乳が安心。
普通の牛乳よりタンパク質に富み、ミルク・アレルギーの心配もありません。
シチュー、グラタン、ポタージュ・スープなど、様々な洋風離乳食に応用できます。

★ トマトのスープ ★

トマト味のスープも覚えておくと、後々、いろんな応用が利きます。

こちらも作り方はいたって簡単。

厚手の片手鍋にバター少量を熱し、みじん切りした玉ネギを炒めて、水を必要量加えます。

鍋の上で、トマトをすりおろし、アクをとりながらコトコト煮込みます。

具材がよく煮えたら、フードプロセッサーでミックスアップして、ドロドロのポタージュ状に仕上げます。

最後に、少量の塩と砂糖、ミルクで味を調えて出来上がり。
もう少し月齢が上がれば、クリームチーズやサワークリームを加えるとマイルドに仕上がります。

バリエーションとして、柔らかく炊いた白ご飯(五分がゆ)、マカロニ、スープ用スパゲティなどを添えます。

あるいは、別茹でした雑穀をフォークの背中で潰して、スープの中で一煮立ちさせてもOK。

少量のチーズをすりおろしてトッピングしても美味しいし、よく茹でたブロッコリーやカリフラワーを添えてもOK。

月齢が上がれば、鶏肉を加えて、トマト風チキンスープに仕上げます。

あるいは、柔らかく煮込んだ大豆、レンズ豆、金時豆などをフードプロセッサーでミックスアップすると、タンパク質の豊富なヘルシー・スープに仕上がります。参照記事【

同じ要領で、スパゲティのチキンボール入りトマト風スープスパゲティ、ミートソースも簡単に作れます。
大人用には、固形スープの素、トマトピューレ、あれば仕上げに赤ワインを加えて、味を濃くするだけです。

一見、面倒そうだけど、大人のスパゲティを作る時、赤ちゃんの分だけ片手鍋に取り分けて、最小限の味付けをするだけですよ。
レトルトのソースを使うより、はるかにヘルシーで、美味しく仕上がります。
手作りのスパゲティ・ソースの味を覚えたら、レトルトなんかまずくて食べられなくなりますヨ。(子供でもイヤがる)
トマト味のスープは、後々のトマト嫌い、玉ネギ嫌いをなくす上でも役に立つと思いますので、ぜひ、離乳食の時期から取り入れて下さいね。

★ マッシュポテトの応用 ★

子供の苦手なものを、そのままの形で進めると、たいがい嫌がって逃げ出しますよね。
そういう時は、子供の好きなマッシュポテトに混ぜ込んでしまうと、知らない間に食べていたりします。

肉、豆、緑の野菜など、柔らかく湯がいたものをフォークの背で潰して、マッシュポテトに混ぜ込み、お口にGoするだけです。

大人用のポテトサラダや粉ふきイモ、肉じゃがなどを作るついでに、赤ちゃんの分だけ取り分けて、少量のバターや豆乳を加えて、フォークの背中で潰せば簡単に出来上がります。

子供が小さい間は一品ずつ食べることにこだわらず、「mix up」されたらいいと思います。

2歳にもなれば、自然に食べるようになりますからネ☆

どんなお疲れママも、一日一度はキッチンに立たれると思います。
その時に、勢いで何食分か作っちゃえばいいんですよ、大人の調理のついでにネ。
あとは、ベビーフードを使ったり、昨日のを使い回ししたりして、適当に乗りきって下さい。

繰り返しになりますが、「手作り」って、手間暇かける事ではございません。
ベビーフードやレトルトでは味わえない、本物の自然な味に親しむのが目的です。
離乳食の頃から「大人の食事」の、ほんの入り口程度の味に親しんでおけば、後々が本当にラクですから。
片手鍋の片手調理でいいですので、ぜひぜひ、手作りがんばって下さいね。

どっちにしても、『食事の支度』というのは永遠に続く課題ですから(笑)

早いうちに自分なりのノウハウを開発して、子供にも「おふくろの味」に慣れてもらいましょう。

ほんと、離乳食よりね、幼児期の「いる」「いらない」「これキライ」の方が、もっとうんと、しんどいですよ。

だから、今のうち、デス☆


関連のある記事

  • 関連する記事はありません