SandomierzとTarnobrzeguでの洪水被害
ポーランドの洪水による被害は今なお拡大しており、今日、新たにPłock(プウォツク)でもヴィスワ河の水が堰ききり、家屋浸水やインフラの断絶などが報告されています。
『古風なリバーサイド・シティ Płock(プウォツク)』でも紹介しているように、Płockもまた高台からの眺望が素晴らしい町の一つです。
車窓から見て一目惚れ、高台からヴィスワ河を見渡して二目惚れ、ポーランドにはまだまだこんな美しい町がたくさんあるのだなぁと感激し、ほんとミニチュアにしてポケットに入れて持って帰りたいぐらい魅力的でした。
しかし、ヴィスワ河の恩恵を受けて発展した町だけに、今回の水害も直撃を免れず、川沿いの民家が大きな打撃を受けています。
分断された道路にひざまづき、胸の前で十字を切って悲しむ老婦人の姿が胸に痛みます。

§ ポーランドの洪水被害を伝えるフォト
現地の悲惨な状況を伝えるフォトが多数掲載されています。
ぜひご参照ください。
・http://www.tvp.info/informacje/foto
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§ 義援金のご案内
ポーランドの洪水被害は広域に渡っており、家屋浸水などの被害をうけた何千もの人々が体育館などに避難されています。
しかしながら、マットや毛布、飲料水、食糧などが不足している上、復旧作業に必要なレンガ、塗料、コンクリートなどの物資、援助活動を支える資金不足が問題となっており、水害による影響は長期にわたるものと予想されています。
5月現在、ポーランドはまだまだ天候不順で、夜には10度ぐらいまで冷え込むことも多く、ガス、電気、水道など、インフラが機能していない場所では、身体を温めることもままならず、冷えと湿気に苦しんでいる方もたくさんおられます。
これから夏に向けて天候も少しずつ回復するとは思いますが、9月を過ぎれば厳しい冬まであっという間ですし、被害が長期化し、家屋の損壊も著しい場合、厳冬にホームレス状態になる世帯も出てくるかと思います。
ポーランドのメディアでは様々な公的援助を呼びかけていますが、ポーランド赤十字では海外送金も受けつけています。
Polski Czerwony Krzyż http://www.pck.pl/ ポーランド赤十字公式サイト
海外からの義援金受付の情報はこちらをご参照ください。
Polish Red Cross, Mokotowska 14, 00-561 Warsaw
Bank Millennium SA, ul.Stanisława Żaryna 2a, 02-593 Warszawa
IBAN PL93 1160 2202 0000 0001 6233 5614
SWIFT/BIC BIGBPLPWXXX
今回の被害は、特にヴィスワ河沿いの小さな町や集落に壊滅的な打撃を与えており、農業や地元の観光産業などで生計を立てている世帯にとっては非常に深刻な状況になっています。
また、こうした地域は老夫婦だけの世帯も多く、大都市や外国に暮らす子供たちと連絡は取れても、交通が分断されているため、応援もままならない状況に陥っています。
わずかな年金と子供からの仕送り、家庭菜園で採れる野菜や果物を家計の足しに、細々と生活されているギリギリの世帯は依然として多く、今度の水害は物質的にも精神的にも大きなダメージを与えています。
国からの支援金もあるようですが、こうも被害が広範囲では十分な援助が得られるかどうか、心配が尽きません。
ポーランドでは、1000円あれば、1.5L入りのペットボトルが約20本、750グラムのChleb(長パン)が20個ぐらいは買えます。
少しでも関心をもっていただけましたら有り難いです。
§ 国際SMSを利用する方法

ポーランド洪水被害について、SMSで2.44ズロチ=約70円を支援する方法があります。
募金付先の公式サイト 『caritas』http://www.caritas.pl/
日本のケータイ事情が分からないので、上手く機能するかどうか分かりませんが、
これを送信することで、2.44ズロチをcaritasに寄付することができます。
ただし、日本からポーランドへの通信費は自己負担になります。
2.44ズロチで、1.5リットルのミネラルウォーター1本とパンが1斤買えます。
他に、国際電話をダイヤルすることで、2.48ズロチを寄付する方法もあります。
同ページのバナーをご参照ください。
ポーランド国番号 48 になります。
もう一つ、caritas のホームページから募金する方法もあります。
『Wplaty』http://www.caritas.pl/platnosci/
こちらはポーランド語のみのガイドになります。
個人情報およびカード番号などの送信が必要です。
まず、住所、名前、郵便番号、メールアドレスを入力します。

入力フォーム下、「個人情報を送信することに同意します」にチェックを入れて、「Dalej」をクリック。

個人情報に間違いがないか確認し、修正する場合は「Popraw dane」、内容に間違いなければ「Rozpocnij autoryzację」をクリックします。

次に支払い方法を選択して、「Dalej」をクリック。Paypalも表示されていますが、こちらは受けつけてないようです。

カード番号、カード有効期限、署名欄のカード裏面に記載された3桁のコード番号(カード番号の続きにあります)を入力。
間違いなければ、「Płacę」をクリック。

手続きが完了したら、コード番号と日付が表示されるので控えておきます。

§ article
昨日から天候が回復したとはいえ、依然として厳しい状況が続いている。
Sandomierzの郊外は壊滅的な打撃を受けたし、たとえ水が引いたとしても、家屋や農地の損壊は深刻で、生活が完全に元に戻るまでさらに数ヶ月を必要とするだろう。
日本人の私としては、それにしても、そんなに大雨が降ったかなぁ・・という思いもあり、梅雨や台風シーズンの集中豪雨に比べたら、降水量は圧倒的に日本の方が多い。
にもかかわらず、この大水害。
何が原因なんだろ、と思っていたら、昨日、川沿いの公園を散歩していて気付いた。
川の水位はいつもの1.5倍ぐらいなのに、低地という低地、草むら、丘の周囲など、舗装されていない土の部分から大量の水が浸みだし、至る所、池のようになってしまっているのだ。
私も地学的なことに詳しくないのではっきりとは言えないけども、川の水が注ぎ込む沿岸部は内陸部から何百キロと離れているし、見渡す限りの平地でしかも湿地が多いから、いったん大地に雨が降り注ぐと地下の土の層にたっぷり水が含まれ、どぼどぼのスポンジ状になってしまうのだろう。
その上、川が護岸整備されていない、自然のままの場所が圧倒的に多いから、地下の粘土層を伝って水がどんどん周りの土地にしみ出し、川から数十メートル離れた場所でも大きな水たまりになってしまうのだと思う。
日本の集中豪雨が鉄砲水や地盤沈下、崖崩れという形で被害を引き起こすのに対し、ポーランドは国全体が水に浸かってしまうという感じ。
進行は緩やかだが、局所的な被害で済まないだけに、これから先のことが思いやられる。
政府にとっては援助資金の捻出も深刻だ。
これからサマーシーズンに向けて、野原は青々と美しく、ヴィスワ河にはたくさんの遊覧船が行き来する季節なのに、ホリデイどころではなくなった地域の方々が本当に気の毒でならない。
復興作業がすみやかに行われることを願うばかりである。
§ 追記
ここ数日の集中豪雨により、ポーランド南東部が大きな被害を受けています。
とりわけSandomierz(サンドミエシュ)とTarnobrzegu(タルノブジェグ)では8000戸以上の家屋が浸水し、全壊もしくは半壊した家も少なくありません。
多数の住民が避難していますが、食糧や飲料水の配給に手間取っており、避難生活が長期化することで被害が拡大することも予想されています。
サンドミエシュの公式サイト http://www.sandomierz.pl/
§ ロケーション
§ Sandomiersz(サンドミエシュ)について
日本ではあまり知られていませんが、ポーランドでも歴史的な町の一つとして知られています。
美しいタウンホールや14世紀に建てられたカテドラル、ヴィスワ河沿いの壮大なパノラマなど、中世の面影を残すこの町は、ポーランド北部の大都市を結ぶ交通の要所でもあります。
ヴィスワ河には中型タンカーも航行しています。
また郊外には大人も子供も楽しめるアスレチックパーク『piszczele』やプール、サッカー場などもあり、季節を通じて様々なイベントが催されています。
観光に関する情報はこちら 『サンドミエシュ ヴィスワ河の王都』
§ 【Flicr】より
その他の写真はこちら http://www.flickr.com/groups/18748670@N00/
私の場合、ワルシャワ方面に通じる国道9号線を利用することが多く、Sandmierzはこの9号線からアクセスすることができます。
いつも9号線を通り過ぎるばかりで、Sandmierzってどんな所なのかなぁと興味津々、いつか訪れたいと思っていただけに今度の洪水被害はショックでした。
9号線でSandmierzの近くを通り過ぎる時、必ずヴィスワ河にかかる大きな鉄橋を渡るのですが、この一帯の川幅もたいそう広く、そう簡単に氾濫するようには見えません。
しかしながら、周囲に川の水が注ぎ込む海岸もなければ大きな湖もなく、農地を主とする平地が広がるばかりですから、上流から大量の水が押し寄せればあっという間にオーバーフローしてしまうのでしょう。
ほんと、こういう風景が延々と広がっています。
ちなみにRejsyと呼ばれるリヴァークルーズに関する情報は、『Żegluga śródlądowa w Sandomierzu – Rejsy po Wiśle』。
今回、被害を受けたのは、市内よりも郊外が中心で、町の人は大半が救助されましたが、家屋に関しては二階、三階まで浸水し、水が引いたとしてもとても住めるような状態ではありません。
幸い、週末より天気も回復し、これ以上の降雨は当分ないようですが、なにせ地理的に水の逃げる場所がないので、完全に元に戻るには何週間もかかるかもしれません。
ポーランドも5月下旬とはいえ、例年に比べると気温が低く、最低気温が10度を割る日も少なくありません。
お年寄りや小さな子が病気になる心配もあり、まだまだ油断できない状態です。
それにしても今年は何という天候不順でしょう。
4月の大統領機墜落といい、星回りが悪いというか、どこかいつもと違う2010年です。

























