ヴェステルプラッテ公式サイト

詳細な情報はこちら
http://westerplatte.pl/
http://www.trojmiasto.pl/Muzeum-Westerplatte

§ ロケーション

§ グダンスクに関する記事

§ ギャラリー

ポーランド北部、最大の港町であるグダンスクの近くにWesterplatte(ヴェステルプラッテ)と呼ばれる岬があります。

ここには200余名の小部隊とわずかな砲撃台が配置され、海岸線を守備していましたが、1939年9月1日、宣戦布告もなしに、ドイツ軍が電撃侵攻を開始しました。

ポーランドの小部隊はわずかな武器を頼りに、7日間耐え抜きましたが、たくさんの死傷者を出し、9月7日、ついにドイツに降伏しました。

このポーランド侵攻をきっかけに、フランスとイギリスが相次いでドイツに戦線布告し、ここに20世紀最大の悲劇である第二次世界大戦の火ぶたが切って落とされたのです。

参考サイト : 「Wiki ヴェステルプラッテ」「Wiki ポーランド侵攻

海岸越しに臨む戦争慰霊碑。
あいにく、70周年記念式典の準備のため、近くで見ることは叶いませんでしたが、まるで世界を見渡すかのような巨大なモニュメントは、今も力強く何かを語りかけているようでした。

戦争慰霊碑

戦争慰霊碑

砲弾が飛び交ったヴェステルプラッテの海岸も、今は海水浴を楽しむ人々で賑わっています。
この夏は、天候不順の冷夏にもかかわらず、連日、地元の親子連れや観光客でいっぱいです。

ヴェステルプラッテの海岸

ヴェステルプラッテの海岸

ヴェステルプラッテの戦闘で陣頭指揮を執った将校らを称える慰霊碑。
石碑には、開戦から降伏までの日付や、ここで戦った部隊の名前などが記されています。
将校の中には、この戦闘で命を落とした人もあれば、数年後の戦闘で戦死した人、捕虜にされた人など様々です。

将校の墓

将校の墓

こちらも史実を伝える石碑の1つ。
ドイツ軍が攻め込んだ沖合に向かうように、大きな十字架が建立されています。

ヴェステルプラッテの慰霊碑

ヴェステルプラッテの慰霊碑

今も訪問客が絶えない慰霊碑周辺。
ハシゴが掛かっているのは、記念式典を控えて、石碑を整備中だからです。
この9月には70周年の大規模な式典が催される予定です。

戦争慰霊碑

戦争慰霊碑

戦争慰霊碑

戦争慰霊碑

慰霊碑の近くに大きく掲げられたスローガン。
Nigdy więcy wojny = No More War(二度と戦争を起こすまい)。
これほどシンプルで力強い平和への誓いもまたとありません。

no more war

no more war

ヴェステルプラッテは、これといった特別なものはない、小さな岬でした。
それが20世紀最大の悲劇の始まりになるとは誰も予想しなかったことでしょう。
この後、ドイツとソ連が本格的にポーランドに入り込み、1952年に国家主権を復活するまで──厳密には、1989年、ソ連の崩壊に伴い、民主化されるまで、信じがたいような政治体制の下に置かれてることになります。

ヴェステルプラッテ 地図

ヴェステルプラッテ 地図


ヴェステルプラッテを訪れた全体的な感想を言えば、私なんか、とかく、ラッキーな時代に生まれた、ラッキーな移住者に過ぎず、紙一重のところには信じがたいような悲劇があったことを、まざまざと思い知らされたという感じです。

そしてまた、その事実も、こうしてわざわざ教えられなければ思いも及ばぬほど、我々は戦争や支配から遠く離れた所に暮らし、当たり前のように平和で豊かな暮らしを享受しているということも、意識せずにいません。

70年──と一口に言うけれど、それは決して遠い昔の話ではないし、もう一度、同じことが繰り返さることはないと、誰が断言できるでしょうか。

「平和」というのは、そこに在るものではなく、やはり意識して作り出すべきものなのです。きっと。

§ ヴェステルプラッテ 行き方

Westerplatteへのアクセスは、バスや鉄道が便利ですが、グダンスクから遊覧船の「Galeon Lew(ガレオン・レフ)ライオン号」もしくは「Czarna Perła(チャルナ・ペルワ)黒い真珠号」を利用するのがおすすめです。

案内サイト(英語ガイドあり)
Rejsy na trasie Gdańsk-Westerplatte-Gdańsk

http://www.perlalew.pl/

船は、5月から9月にかけて、以下のスケジュールで運航しており(2009年現在)、往路に関しては、何時の便でも利用することができます。
(午前中にグダンスク→ヴェステルプラッテ、夕方にヴェステルプラッテから帰港が可能)

予約は必要ありませんが、シーズン中は大変な人気なので、希望時間の1時間前にはチケットを購入することをおすすめします。

片道でも、往復でも、どちらでもOKです。

タイムスケジュール。

czarna prela

料金は次の通り。

czarna prela

チケット売り場は乗船場と同じ場所にあります。大きな看板が出ているので、すぐに分かります。
下記アドレスにイラストマップが掲載されています。

http://www.perlalew.pl/kontakt_en.html

§

その他の写真はこちら http://www.flickr.com/photos/tags/westerplatte/clusters/poland-gdansk-polska/


関連のある記事