一度でもポーランドに旅行して、郷土料理を味わった方なら、その美味しさにきっと感動されたことと思います。

ピエロギ、レッドボルシチ、ビゴス、ジューレック、キノコのスープ……etc。

フレンチでもなく、イタリアンでもなく、どんな『洋食』にも当てはまらない、新しい味との出会い。

それが『ポーランド料理』です。


洋食でありながら、どこか懐かしく、親しみを感じさせるメニューの数々。

そのヒミツは、北海道を思わせる、豊かで広大な大地にあると言えるでしょう。

たとえば、町中の家の庭に当たり前のようにリンゴ、洋梨、ラズベリー、さくらんぼが生っている。

実りの季節になると、庭先のリンゴをかじりながら、カゴいっぱいに摘んだラズベリーで自家製のジャムを煮る。

そんな光景、日本ではなかなか間近に見ることができないのではないでしょうか。


歴史を振り返っても、ロシア、プロイセン、フランス、オーストリアといった欧州列強の支配下に置かれ、ベルリンの壁が取り除かれた実に1989年に至るまで、真の意味での自由独立はなかったポーランド。

列強諸国がこの国を支配したがった理由の一つには、一年を通じて美味しい作物を育む大地の豊かさがあったといっても過言ではありません。

しかし、列強の支配下に置かれた苦しい時代にも、各家庭では、伝統の味が受け継がれてきました。

常に物不足は当たり前、先進諸国の豊かさとは切り離された社会環境にあったからこそ、インスタントやレトルトに頼らない、昔ながらの料理法が今にしっかりと伝えられてきたのだと思います。

何かと言えば「調味パウダー」「○○の素」「冷凍○○」「人気パティシエの○○」に依存しがちな日本人からすれば、ピエロギ(ポーランド風餃子)の皮やマカロニを小麦粉からこねたり、自宅の庭先にミツバチを飼って蜂蜜を集めたり、山で摘んだキノコでピクルスを漬けたり、大きなボトルを何本も用意して果実酒を地下室いっぱいに作ったり……というのは、尊敬せずにいないくらいだけれど(私なら出来合のものを買う)、ポーランドの人に言わせたら、

だって、手作りの方が美味しいでしょう?

ごくごく自然な生活の一コマなんですね。


ポーランド料理と出会うことは、自らの価値観を振り返ることでもあります。

「ああ、こんな生活が、今も残っているんだ」と気付いた時、それは単なる「ランチ」ではなく、『文化との邂逅』になるのです。


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Półtorak Jadwiga Oplot
プウトラク ヤドヴィガ

「蜂蜜酒の女王」と呼ばれる濃厚タイプ。ポーランドの伝統工芸の柳細工も魅力です。

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ドゥヴイニャク クルピオフスキ
カミョンカ

大人気の中濃タイプ。黒すぐりのシロップが効いたフルーティな飲み口。クラシックな陶器ボトル入り。

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トゥルイニャク ピャストフスキ カミョンカ

カクテルやホットミードにおすすめのあっさりタイプ。いにしえの王侯が描かれた素焼きボトルも魅力。

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Dwójniak Staropolski
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