Miód Pitnyの種類と作り方
ポーランドの蜂蜜酒Miód Pitny(ミュト・ピトヌィ)は、使用されるハチミツの濃度や製造法や醸成年月によって主に3種類に分けられます。
濃度の高く、醸成年月の長い順番から、Półtorak(プウトラク)、Dwójniak(ドゥヴイニャク)、Trójniak(トゥルイニャク)となります。
他に、数ヶ月で醸成できるCzwórniak(チュファルニャク)、Piątak(ピョンタク)という軽いタイプもあります。
これらの分類は、水1に対し、どれぐらいのハチミツが含まれるかで決まります。
たとえばApisのレシピを具体例に挙げると
Półtorak(プウトラク)── 水1リットルに対し、ハチミツ720グラム。少なくとも10年は醸成。
Dwójniak(ドヴイニアク)── 水1リットルに対し、ハチミツ610グラム。約7~8年かけて醸成
Trójniak(トルイニアク)── 水1リットルに対し、ハチミツ420グラム。約2~3年かけて醸成。
もう少し詳しく見ていきましょう。
Miód Pitnyの作り方は各家庭で様々であり、ウェブサイトでもいろんなレシピが紹介されています。
主材料は、水、ハチミツ、酵母菌、クエン酸。
これにハーブや果実シロップを加え、味と香りづけをします。
製造過程をおおざっぱに説明すると、まず水、ハチミツ、酵母菌を使ってアルコール成分を自然に発酵させ、「brzeczka(ブジェチュカ)」と呼ばれる中間物質を作ります。(何とも翻訳のしようがない)
これはあくまでイメージ画です。

こちらの動画もよく出来ています。参考にご覧下さいね。
このbrzeczkaをさらに数週間かけて発酵させた後、10度から15度ぐらいの温度に保たれた暗所で何年もかけて醸成します。
その後、醸成酒をこして上澄みを取り出し、保存します。
ポーランドの場合、このbrzeczkaに、名産であるブラックカラント(黒すぐり)、ラズベリー、ローズヒップのシロップ、香草などを加えて、独特の甘みと香りを醸し出します。
その最大の特徴は、琥珀をとかしたような黄金色の輝きと、濃厚かつ上品な甘さ。
「ポーランドの蜂蜜酒を体験すると、他のものでは満足できなくなる」くらい魅せられてしまうのです。
奇しくも、蜂蜜酒をイメージする『琥珀』は、ポーランドの名産(バルト海方面)であり、愛を咲かせる宝石、「永遠」や「豊穣」を意味するパワーストーンとして知られています。
もしかしたら、ポーランドの蜂蜜酒は、琥珀の幸福な輝きを模しているのかもしれません。
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