写真:Miód Pitny degustacje plenerowe
一口に「蜂蜜酒」と言っても、飲んだことのない方にはなかなかイメージが湧きにくいですよね。
「甘い」といってもどれぐらい甘いのか、「スパイシーな味わい」とはどんな刺激なのか。
また、どれぐらい日持ちするのか、要冷蔵なのか、様々な疑問があると思います。
そこで、蜂蜜酒の「よくある質問」をQ&A方式にしてまとめました。
参考になれば幸いです♪
§ 蜂蜜酒 Q&A
Q. ポーランドの蜂蜜酒は、どれぐらい甘いのですか?
たとえば、高濃度タイプのPółtorak(プウトラク)は、1リットルの水に対し710グラムものハチミツが使われています。単純に考えれば、カップ一杯の7割がハチミツで占められるわけです。
が、実際には、その状態から蜂蜜を発酵させ、お酒を醸造しますので、そこまで強烈な甘さにはなりません。
あくまでエージェントの主観になりますが、Półtorakの甘さを紅茶にたとえれば、200ml入りのマグカップに大さじ3杯強のハチミツを加えた感じです。
中国の果実酒、「杏露酒」や「桂花陳酒」を飲んだことのある方なら、あれよりもう少しトロリとして甘味が強い、と言えばイメージしていただけるのではないでしょうか。
中濃タイプのDwójniak(ドゥヴイニャク) は、これより少し軽い感じ。そこまで大差はありません。
あっさり系のTrójniak(トゥルイニャク)になると、かなり軽くなります。イメージとしては、梅酒の甘さに似ています。Półtorakの好きな方なら「あれ??」と拍子抜けみたいに感じるかもしれません。
なかなか商品のイメージがつかみにくい方は、ミニボトル3点セットからお試しくださいね。
Q. 蜂蜜酒が甘すぎて、飲みきれません!
「せっかく購入したのに、甘すぎて飲みきれない」という方もあると思います。
そんな場合は、クールミードを試してみてください。
冷蔵庫で冷やすだけでもずいぶん違います。
あるいは、大きめのロックグラスにアイスをたっぷり入れて蜂蜜酒を注ぎ、レモンやミントを添えても美味しいです。少しずつ氷が溶け出すことで甘みも薄まり、とても飲みやすくなりますよ。
もう少し味に変化が欲しい場合は、果汁100%のオレンジジュースやパイナップルジュースをちょっと加えてみてください。カクテル風の味わいになります。
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冬場でしたら、ホットミードがおすすめです。
手頃な片手鍋に適量の蜂蜜酒を注ぎ、少量の「クローブ」「シナモン」を加えて、ゆっくりと50~55度ぐらいに加熱します。
ほんのり香りが立てば出来上がり。好みで少量のレモン果汁を加えても美味しいですよ。
こちらはApis直販のホットミード・セット。
蜂蜜酒を注ぎ、クローブとシナモンを浮かべ、キャンドルに火を灯して温めるだけ。15分ぐらいで適温(人肌よりちょっと温かいぐらい)になります。
ハチミツとスパイスのほのかな香りが広がり、キャンドルの癒し効果もありますよ♪


爽やかな香りのあるクローブ(丁子)。
ホットワインやホットビールにも最適です。

ホットミードに使うならパウダーよりも
スティックがおすすめ。
(パウダーはお酒が粉っぽくなるため)。
くるくるとかき回して香り付けして。
紅茶やハーブティーにも合いますよ♪
Półtorak Jadwiga(プウトラク ヤドヴィガ)やDwójniak Kurpiowski(ドゥヴイニャク クルピオフスキ)の場合、ちょっと濃すぎるかもしれませんが、Trójniak Piastowski(トゥルイニャク ピャストフスキ)だと、カクテルにもホットミードにも合います。
ボトルの底に余った蜂蜜酒は調味酒として活用できます。
純和風の煮物(肉じゃが、ぶり大根、おでん等)にはちょっとクセが強すぎますが、「トマト料理」「醤油ベースの炒め物、揚げ物」「中華」との相性は抜群。
トマト料理の場合、赤ワインの代替として、醤油ベースの炒め物や揚げ物、中華には「日本酒+砂糖」の代替として使ってみてください。
独特のコクと甘味が付いて、いつもの料理がちょっと違った風味になりますよ。
Q. 開栓後、どれくらい持ちますか?
蜂蜜酒は糖度が高いため、開栓後もほとんど風味や品質が変わらず、室温での長期保存が可能です。
テーブルやキッチンストッカーに二ヶ月ぐらい置いても、味が落ちたり、腐敗したりしません。
かといって、添加物が多量に使われているわけではなく、蜂蜜酒に含まれる高い糖分とアルコール成分が品質と風味をしっかりガードし、砂糖漬けのショウガや柑橘類のように長持ちするわけです。(Apisの蜂蜜酒は酸化防止剤を使用していません)
ウソだと思うなら、開栓して一ヶ月以上経つジャムやハチミツを舐めてみてください。味や香りが変質して、カビが生えていますか? バターやクリームのように腐敗して、すえた臭いがするでしょうか? 多分、開栓した時とほとんど変わってないはずです。
蜂蜜酒もそれと同じで、しっかりコルクで栓をし、ボトルの口を清潔に保ち、直射日光の当たらない場所で常温もしくは冷所保存すれば、1~2ヶ月ぐらい安心して賞味できます。
私も二ヶ月以上キープしている蜂蜜酒がいくつかありますが、いつまでもハチミツの甘い華やかな香りがして、品質でも問題なしです。
BARやCLUBで半年以上キープしたウイスキーを召し上がっても大丈夫なのと同じです。
思えば、冷蔵庫も飛行機もなかった時代、ポーランドの貿易商人は、Miód Pitny(ミュウト・ピトヌィ)を西欧諸国の王侯貴族に捧げるため、馬車や船で何ヶ月も旅していたのです。保存の利くお酒だからこそ、広く浸透したと言えるのではないでしょうか。
我が家も、テーブルやキッチンストッカーなどにいろいろ取り揃えています。常温で長期保存ができて、いつでも気軽に一杯ひっかけられる、というのが、Miód Pitnyの大きな魅力の一つだと思います。
こちらは我が家での一コマ。
高濃度タイプのプウトラク・ヤドヴィガは、ダイニングの戸棚に置いています。開封してから1ヶ月以上経ちますが、ほとんど味は変わりません。ポーランドでも高級酒に属するので、ちびちびと飲んでいます。
調味酒に使っている、あっさりタイプのトゥルイニャク・ピャストゥンは、キッチンのストッカーに保存しています。開封してから2ヶ月以上経ちますが、調理に使う分にはまったく問題ないです。主にトマト料理に使っています。
Q. 蜂蜜酒は美容と健康に利きますか?
一般に、ハチミツと言えば、ミネラルが豊富で栄養価が高く、美容と健康によい食品と言われています。
蜂蜜酒の場合、ハチミツを発酵させて醸造するので、ハチミツがそのまま溶け込んでいるわけではありませんが、焼酎や日本酒、ビール、ウイスキーといった一般的なアルコール飲料と異なり、お腹にやさしく、製造過程で様々な果汁やスパイスを加えるため、栄養価に富んでいるという利点があります。
具体的なデータはありませんが、蜂蜜酒のメリットを挙げると……
(1) 糖度が高いため、飲み過ぎることがない(満腹感を感じやすい)
ビールやチューハイの場合、大ジョッキで一気飲み、それもお代わり3~4杯、日本酒でも気がつけば二合、三合と進んで、あっという間に飲み過ぎるケースが大半ではないでしょうか。
しかし、蜂蜜酒の場合、非常に糖度が高いことから、まず「大ジョッキで一気飲み」なんて不可能です。よほどの甘党でもない限り、ショットグラスに2~3杯が限度ではないでしょうか。ロックやカクテルにすればもう少し進むかもしれませんが、それでも満腹感を感じるのが早く、一回に200ml飲めたら上等だと思います。
この「飲み過ぎない」というメリットは、カロリー制限にもなりますし、アルコールを控えめにするよう指導されている方は、ちょうど口寂しくない程度にお酒を楽しめるので、ある意味、健康に良いといえると思います。
ビール腹やメタボが気になりだしたら蜂蜜酒に乗り換える、というのも一つの方法ですよ。
(2) 糖度が高いため、食べ過ぎることがない
ビアホールや居酒屋に行くと、こてこての唐揚げやポテトフライ、チーズ焼きやサイコロステーキのような高カロリー、高脂肪の肴を注文されるケースが大半だと思います。しかも、その後に、猛烈に塩気が欲しくなり、ラーメン屋に直行。飲み会がノリノリなら、カラオケでまたチューハイとスナック菓子を注文して……なんてこともあるでしょうね。
その点、蜂蜜酒は糖度が高く、満腹感を得やすいため、唐揚げやポテトフライのようなボリュームたっぷりの肴を際限なく食べる、ということがありません。
正直、チーズ二切れもつまめば満たされてしまう。いやもう、蜂蜜酒一カップで十分に糖度がまわり、食欲が落ち着くのです。
その昔、私も夜食を食べ過ぎることが多く(ポーランドでは夜8時頃にいただく二度目のディナーを「夜食」と呼びます)、あっという間に体重が肥えたことがありました。ウォッカやワインを口にすると、かえって食欲がそそられ、ハムだの、ソーセージだの、サンドイッチだの、無性に欲しくなってしまうんですね。
ところが、蜂蜜酒の場合、Półtorak Jadwiga(プウトラク ヤドヴィガ)一カップでかなり満たされますから、肴もセーブするようになります。
女性で、夕方から夜にかけて、ケーキやクッキー、チョコレートなど甘いお菓子をついつい口にしてしまう人は、代わりに蜂蜜酒を飲んでみてください。アルコールと相成って、あっという間に満たされ、甘い物へのモーレツな欲望を抑えられると思います。
そういう意味でも、健康に良いですね。
(3) 消化が良いため、ナイトキャップに最適
なんとなく夜眠れなくて、ワインやウイスキーをナイトキャップに飲む方も少なくないと思います。私も以前はウォッカや梅酒などを好んで飲んでいました。
しかし就寝前、胃も休もうという時に、ウォッカだのウイスキーだの飲むと、消化管の負担になる上、勢いでチップスだのビーフジャーキーだのつまもうものなら、もうサイアク。
その点、蜂蜜酒は消化に良く、ワンショットでほどよく酔いが回るので、ナイトキャップに向いています。
特に不眠に悩む女性におすすめですよ。
(4) あわててボトルを空ける必要がない
蜂蜜酒は常温での長期保存が利くことから、あわててボトルを空ける必要がありません。
ビールや発泡酒は開栓したその場で空けてしまわないと残り物は飲めないし、ワインもせいぜい2~3日ですよね。
そういう「もったいない感」から、たいして飲みたくないのに、ボトルを一気飲みしてしまう、これは飲み過ぎとカロリー過剰摂取につながります。
その点、蜂蜜酒は、味落ちや品質低下を気にすることなく、ちびちび飲み続けることができるので、そういう意味で、健康に良いです。
Q. 蜂蜜酒の美味しい飲み方を教えて下さい。
夏は、ロックアイスにレモンスライスを添えて、冬は、ホットミードにすると格別です。
ストレートで飲む場合は、グラスより陶器カップの方が味わいが増します。
§ 参考記事
初めての方は、こちらも併せてご覧下さい。
・初めての方へ
・Miód Pitnyの楽しみ方